2017.6.8 第1回歩数計認証委員会により審議が行われ、6種の機器が認証されました。
認証された歩数計について機能特性など公開資料 ⇒ 第1回認証歩数計審査資料
歩数計の推奨基準については ⇒ 歩数計の推奨基準
近年、身体活動量を増やすため運動無関心層を含む一般市民を対象としたインセンティブ制度の導入が活発化しています。一方、インセンティブ制度で活用される歩数計は、その歩数計測アルゴリズムや機器特性の相違によって10~20%程度の機器間誤差が生じています。
そこで、この課題を解決するために、「ヘルス&ICTリテラシー向上プロジェクト」に、学識者・機器メーカー・保険者・サービス事業者で構成した検討ワーキングを立ち上げ、保健事業で正しく歩数計が活用されるための環境を整備することを目的に、正しい歩数計測のあり方とその推奨基準について協議してきました。このたび、従来の体幹装着型の歩数計に加え、歩数計測アプリを搭載するウェアラブル機器やスマートフォン等も対象とした「保健事業に用いられる歩数計の推奨基準」を策定しました。
なお、保険者等が保健事業を行う際には、推奨基準に加え、歩数表示機能、時間管理機能、データ出力機能、メモリー機能、ノイズ排除機能が備わった歩数計を選定されることが望まれます。
■対象機器
SWC協議会に加盟する企業団体等が扱う体幹装着型の歩数計および歩数計測アプリを搭載するウエアラブル機器やスマートフォン等。
■推奨基準
推奨基準はヘルス&ICTリテラシー向上プロジェクトの「保健事業で用いられる歩数計などセンサー基準検討ワーキング」で定めた「保健事業に用いられる歩数計の推奨基準」とし、次の(1)及び(2)を満たすことを条件とし(3)を満たすことが望ましいものとする。なお、既存製品については同等の試験結果を示すことができれば代用できるものとする。
(1)短距離歩行調査
日常の歩行環境下で、100歩以上の実歩数と歩数計の計測値との比較調査を、複数人を対象として100人(回)以上実施しその差が平均±5%以内であること。
(2)終日装着調査
3軸タイプの加速度センサーが装備されている体幹装着型の歩数計(JIS規格を取得したものに限る)と対象歩数計の計測値との比較調査を、複数人を対象として20人(回)以上実施し、その差が平均±5%以内であること。
(3)JIS規格(JIS S7200-1993)の試験基準
振動試験装置で上下振動を1000回動作させ、動作回数表示値に対する歩数計の計測値との差が±3%以内であること。
■「SWC推奨歩数計」の申請方法
1.申請から認証までの流れ
1)下記認証申請書に必要事項を記載し、「SWC副事務局」にメールで提出する。
2)認証申請書は常時受け付ける。
3)適宜、認証委員会を開催し「SWC推奨歩数計」の審査、認証を行う。
4)認証された「SWC推奨歩数計」はSWC協議会のホームページなどで公開する。
2.申請者
第1回の申請にかぎりSWC協議会に加盟する企業団体とする、第2回目以降はSWC協議会に加盟していない企業団体にも拡大する。
3.第1回申請受付期間
平成29年5月1日から平成29年5月25日まで
4.申請様式等
5.認証申請書の送付先等
認証申請書をSWC副事務局あてにメール等電子データで提出する。
メールアドレス: kyogikai.info@twr.jp
6.「SWC推奨歩数計」の認証時期
第1回認証結果は平成29年6初旬に公開する予定。
7.申請に当たっての留意事項
申請書およびその添付資料は、認証の有無にかかわらず返却いたしません。
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