スポーツ・レガシー分科会


第5回スポーツ・レガシー分科会】が開催されました。

日時:平成29322日(水)16:0017:30

場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎 1階 120会議室

 

(分科会概要)    

 河野座長の挨拶に続き、スポーツ庁井上課長より、「スポーツで人生を変える、社会を変える、世界とつながる、未来をつくるという4本の柱をもとにスポーツの価値を最大限生かしてスポーツ基本計画を考えていきたいと考えている」というご挨拶を、続けて内閣官房十時参事官より、「スポーツに加え、文化プログラムも合わせて活性化していきたい、スポーツ立国の実現、健康立国、健康長寿を実現させたい。2020以降につながるようにSWC協議会にも注目している」というご挨拶を頂いた。

 久野協議会副会長より、「スポーツレガシーとしてどこにいてもどういう状態であっても運動体験が享受できる状態をつくりたい。産官学で協力して分科会で連携して、具体的にプロジェクトをスタートさせていきたい。」というご意見および、健康アンバサダー半日講座実施のレポートのご報告を頂いた。この内容をまとめた10分のDVDを作成、来年度には2分ダイジェスト版を作成予定の為、ぜひ活用してほしいとのこと。この講習で学んだ人をどのように受け入れていくかが課題となると述べられた。

 話題提供として、河野座長より「地域における健幸スポーツの駅・健幸スポーツコンシェルジュ・健幸アンバサダー連携のための環境整備の実証実験に関する2017年度の計画」について報告があった。 自治体や企業が主体的に関わってくれるところが必要で、この条件を満たすモデル拠点として全国5か所程度での事業推進検討の報告とそれに対する意見交換を実施。 

 参加各企業、自治体からは、保健師とスポーツ部門との連携をどのようにしていくか、また、健幸スポーツの駅の運営のシステム構築について、健幸スポーツコンシェルジュをどのように育成するのかマニュアルはどうするのか等、積極的に意見交換が交わされた。


第4回【スポーツ・レガシー分科会】が開催されました。

日時:平成28年11月25日(金)16:00~17:30

場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎 1階 120会議室

 

(分科会概要)

 久野副会長より、「健康スポーツを全国の地域コミュニティで実施できる環境整備」の報告として、健幸アンバサダーPJの今後の展望について紹介があった。住民の知識向上よりも心に火をつけることを目的とした養成講座を行うことや来年度に向けて多様な角度から活動を広めていきたいと企業へ参加を募った。

 続いて、順天堂大学の田村先生より、「糖尿病治療における脂肪筋の意義と運動の実践」の講演が行われ、筋肉の質の低下は脳の変性と関連する・運動や食事は異所性脂肪を解消するという事例を例にあげながら運動と健康の関わりについて紹介があった。

 埼玉医科大学の牧田教授からは、「循環器病の再発予防から一次予防へ」の講演が行われ、ドイツにおける心臓病の患者へスポーツ医療が行われていることが紹介された。安定型狭心症の患者に対して、PC1(カテーテル)治療実施または運動トレーニングを行い、運動群の方が高い成果が出ていることが報告された。

 最後に今後のプロジェクト検討として、健幸アンバサダー事業においては、共通言語を作るプロセスが課題であること、ガイドラインの具体化、総合型地域スポーツクラブの進め方等が課題にあがった。

 


第3回【スポーツ・レガシー分科会】が開催されました。

日 時:平成28年4月27日(水)15時~17時

場 所:筑波大学東京キャンパス 文京校舎1階119講義室

出席者:会員30名参加

 

(分科会概要)

河野座長の挨拶に続き、井上スポーツ庁健康スポーツ課長から、本日は2016年リオデジャネイロオリンピックの開会100日前という節目の日である。2020年東京オリンピックのエンブレムもようやく決定されたので、2020年に向けて盛り上げていきたいとあいさつされた。

 話題提供として、小泉副座長(アシックスジャパン(株)取締役事業戦略統括部長)から、会社紹介及び、会社に関係の深いアスリートの方々によるスポーツ教室事業を展開し、全国に広げている状況を紹介された。

 引き続き、(株)R-body project代表取締役 鈴木氏からの経歴や会社の事業内容を紹介された。事業の特徴は、コンディショニングセンターであり、フィットネスクラブではない。多くの人々は、痛みを感じると治療院や病院に行く。フィットネスジムに通う人は、筋トレ、ダイエット、健康増進を目的に行く。コンディショニングセンターは、その狭間。運動を通じて痛みを軽減し、予防するための運動を指導している。半健康な人ががむしゃらにエクササイズしても健康にはならない。と紹介された。

 師岡上智大学教授からは、2014年にIOCが取りまとめたオリンピック・アジェンダの提言の中で、トップアスリートが参加する競技会のサイドイベントとしての一般人向けスポーツ大会を開催すること(スポーツ・ラボ)が提唱されている。今年3月に多摩で「ニュースポーツEXPO」が開催され、多くの人々が参加した。リクリエーションとしてスポーツを楽しむ機会を全国に広めていきたい。来年度以降のスポーツレガシー分科会の活動として、一般人向けの楽しめるスポーツイベントの枠組み・企画も検討してはどうか。と述べられた。

 河野座長から来年度プロジェクトについては、前回、伊東副座長から、心臓リハビリテーションとフィットネスの狭間の領域に落ちている課題について問題提起いただいた。IOC自体がオリンピックの存続・発展に向けてサバイバルしようとしているのと同様に、我々も「スポーツ」自体の定義・考え方を変えていったほうが良いのではないか。2020年東京大会組織委員会が取りまとめたアクション&レガシーの中で、スポーツと健康が一つの柱となっている。スポーツと健康づくりを推進する大義がある今、それを上手く活用して、我々の活動を推進していきたい。その際のキーワードの一つとして「事業化」があるのではないか。などと提案された。

 


第2回スポーツ・レガシー分科会・健康長寿推進員・人材育成分科会合同分科会が開催されました。

日時:平成28年3月30日  15:30~17:30 

場所:東京ミッドタウン・タワー4階 Room9

出席者 85名

 

(分科会概要)

はじめに久野副会長からは、最近のSWC分科会の状況の説明があった。昨日は初めて環境省で本分科会の取組について話をしてきた。また自民党IT戦略特命委員会社会システムに関する情報システム小委員会に出席した。このように、政府からも、SWC分科会は注目されているとの紹介があった。

まず、十時内閣官房東京オリパラ事務局参事官から(芦立統括官は国会対応のため欠席)、テロ対策、セキュリティとは別にレガシーの分野においては、スポーツ・健康長寿社会づくりは重要な位置付けにあり、東京オリパラ組織委員会が発表するアクション&レガシープランにも盛り込まれることが紹介された。井上スポーツ庁健康スポーツ課長からは、多くの人々が楽しめるスポーツの普及・開発や、美容・ダイエットに関心がある人々とスポーツとのコラボレーションも必要であると述べられた。続いて、安藤厚生労働省保険局医療費適正化対策推進室長からは健康無関心層対策に関するガイドラインを発表する予定と、健康長寿推進員制度の創設に向けた予算を確保したいとご挨拶いただいた。

榊原記念病院顧問伊東副座長から話題提供が行われた。全身の血管病変への治療・再発防止に効果的なのは、心臓リハビリテーションであることがエビデンスにより明らかとなっている。また、ドイツでは、急性期には1-2週間救急病院に入院をして手術を受け、回復期には、4-6週間リハビリ病院での治療を受ける。その後の回復期には、継続的にリハビリテーションを受けることができる。リハビリテーション参加者の死亡率は、非参加者に比べると半分程度になる。参加費用は、国が半分補助し、民間の保険会社も補助してくれるので、参加者負担は低く抑えられている。心臓リハビリテーションは、発症後の二次予防に有効であり、医療費を抑えることができる。さらに、一次予防としても非常に有効なので、心臓病の予防として運動が極めて重要であることを普及していきたい。最後に、古代ギリシャ哲学者のプラントンの言葉「人生において成功するために、神は人に二つの手段を与えた。教育と運動である。」と、健康であるためには、ヘルスリテラシーとエクササイズが重要である。とご講演された。

その後、下光健康長寿推進員・人材育成分科会座長から、これまでの健康づくり、スポーツウェルネスの推進体制は、文科省がスポーツ文化や生涯スポーツの観点から、厚労省が健康・医療・福祉の観点から、健康づくり、生活習慣病等の観点からそれぞれ推進されてきた。今後、健康長寿社会を実現し、社会保障費の低減にも貢献するためには、スポーツ庁、厚労省、経産省等の関係省庁、市区町村のスポーツ部局と保健・医療部局との連携体制の構築が必要であるとご紹介があった。

続いて、中村東京オリパラ組織委員会企画財務局長兼CFOから、アクション&レガシー中間報告の全体概要についてご説明をいただいた。アクション&レガシープラン策定に向けた視点として、東京は世界で初めて、同一年で2回目のパラリンピック大会が開催される都市であり、5つの柱(①スポーツ・健康 ②街づくり・持続可能性 ③文化・教育 ④経済・テクノロジー ⑤復興・オールジャパン・世界への発信)とどう向き合えるのかが重要。また、2018-2022年の間の大規模スポーツ大会とどのように連携していくのかについても、重要な視点である。と述べられた。また、2020東京大会のレガシーとして、後世に残すべきものとして、①誰もがスポーツを「する・観る・支える」社会、②アスリートが活躍する社会、③パラリンピックを契機とした共生社会を挙げられた。

 その後、河野座長による、活発な総合討論が行われた。(詳細は議事メモ参照)。

 



第1回スポーツ・レガシー分科会が開催されました。

日時:平成27年10月16日  16:00~18:00 

場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎134講義室

出席者 約50名

 

(分科会概要)

 久野協議会副会長から、この分科会では無関心層を運動することに誘導し、運動体験を通じてその効果を実感することでリテラシー、エフィカシーが向上するという仮説によって、スポーツをコミュニティとしてどう拡散していくかを考えていただきたいと挨拶した。その後、座長副座長はじめ参加者の紹介が行われた。

 オブザーバーのスポーツ庁スポーツ課長井上仁様からは、スポーツ庁は「国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む」ことができる社会の実現を目指す(スポーツ基本法(H23年制定))と同時に2020東京オリパラの開催国として政府一丸となった準備をされていることが述べられた。

 講演では、「2020年及びその先を見据えた政府の取組」として内閣官房東京オリパラ事務局統括官芦立訓様よりご講演いただき、1964年と2020年の東京オリパラの違いを人口構造にあると指摘された。1964年は18歳以下の若者が多かった時代、その中でのレガシーはスポーツ少年団であった。2020年は団塊の世代が75歳以上になり高齢化が進む中で行われる。よって「スポーツと健康」が大きな柱の一つになることを強調された。

 次に、河野座長よりスポーツ・レガシー分科会のゴールは「スポーツ健康づくり実践者の増加による健康寿命の延伸」であると示され、特にDevelopment of sportsからDevelopment of human health through

sports へのコンセプトチェンジが大きなポイントであると指摘があった。

 次に、「生涯スポーツ社会実現への取組」を日本体育協会専務理事岡崎助一様よりご講演いただき、日本体育協会は国民スポーツの統一組織としてスポーツを振興し、国民体力の向上を図りスポーツ精神を養うことを目的とする。今後は無関心層の取り込みを念頭に置いた事業展開を考えていきたいと述べられた。

 次に、「地域におけるJリーグクラブの取組事例紹介」を、徳島ヴォルティス取締役新田広一郎様よりご講演いただき、Jリーグでは、大多数のサッカーに興味ない層にどうやってスタジアムに来ていただくかが大きなテーマである。観戦の動機は「サッカーが好き」だけではなく、グルメ、イベントに興味があって観戦に来る人も多く、初回参加動機は「友人から誘われて」が最も多い特徴等が示された。

 総合討論では、久野副会長からカーブスの集客方法は入会者からの口コミモデルで急成長していて入会者の約70%は無関心層である。無関心層への働きかけとして徳島やカーブスの成功事例がヒントになるのではないかと発言された。また、河野座長と芦立統括官から全国900ある大学との連携の必要性について述べられた。大学との連携は今後の重要なキーワードとして取り上げられた。